10年後にはプリウスは無いと思う

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街に出れば1日必ず1回は見るクルマ。

プリウス

ハイブリッド=プリウスと言うくらい21世紀をここまで走り抜けてきた。

新型についてはデザインに賛否両論あるが、燃費性能自体に疑いはないし、新車販売数も一時的に他のクルマに抜かれたりはするものの、日本のトップを走り続けている。

 

ただ、プリウスを始めとするハイブリッドは上の記事に関係なく終わりの始まりとなっていると思う。

今回のフルモデルチェンジ、ポイントは燃費もそうだがTNGA初採用を売りにしたこと。これは逆に言えば「燃費競争は一段落しました。」と言っているともとれる。

行き過ぎた燃費競争をスピードダウンさせたい。(燃費競争を煽ったのは他でも無いプリウスなんですが。。。)一通りのメーカーでハイブリッドないしEVが出そろったので、違う部分、例えば走りとかの切り口でのアピールが求められた結果と思われる。

 トヨタ プリウス | Toyota New Global Architecture | トヨタ自動車WEBサイト

 

toyotagazooracing.com

さらに、TNGAの詳しいページを見るからも燃費について謳っているところはほとんど無い。そもそもプラットフォーム共通化のメリットとしてコストダウンが図れるというところ。そしてTNGAをプリウス性能向上の切り札にしたということは、電池性能の大幅な向上はすぐには見込めない。と考えているかも知れません。そして、EV車が増えつつある中、ハイブリッドの次、EVの次を考えないといけない。

 その回答としての1つが、一般向けに普及出来るかどうか全く未知数のMIRAIであると。

 

たぶん、EVを作ろうとすればすぐには出来る。しかし、すぐにレッドオーシャン化するのは目に見えてるし、単純に電池競争となってしまうかもしれない。それは車のメーカーより電池メーカーの争いと踏んでさらに次の動力機関を模索しているところかと。

 

プリウスも今日明日に無くなる事はないし、もうしばらくこれまでの貯金で食いつないでいる間になんとかMIRAIを軌道に乗せられたら理想的と思っているはず。

個人的には、トヨタはそこまで好きではないですが、勝算のない戦いもしない会社だと思っているので、日本ではある程度普及する(させる)と思っています。クルマとして面白いかどうかはともかく、日本を代表する自動車メーカーとしてこれからも応援したいですね。

 

21世紀も15年はとっくに過ぎました。

そろそろクルマも空を飛んでいただきたいものですが。

では。