「奨学金問題のミラクルな解決法」がミラクルひどすぎワロタ

d.hatena.ne.jp

元ネタはこの記事。でもコピペブロックしてるんで,こっちから引用します。

blogos.com

 

かいつまんでいえば、「奨学金借りてまで大学行ってやったのに、うんこな企業にしか行けなかったし、借金残った。悪いのは大学だ!ケツ持ちしろ!」

どこのヤクザや!

記事では奨学金の保証人を大学にすればいい。というが、もし実現したらどうなるか。

学生は「社会が高く評価してくれる人間に育ててくれない大学」に払うための奨学金=借金に苦しめられることもなくなるし、

 →苦しみが減った分いい加減に過ごす人が増えるでしょう。いい加減に過ごした結果いい会社に就職できない。なのでハズレ。

大学側は必死で「社会から高く評価される人材」を育てるため本気のカリキュラムを組むようになり、結果として教育の質もダダ上がりする。

 →まず基本カリキュラムは勝手に組むことは出来ません。「社会から高く評価されそうな人材」を育てるために就職対策を一生懸命して教育はないがしろになるでしょう。そして教える側の教授たちは企業とのパイプ作りで大忙し。教育ほったらかし。なのでハズレ。

奨学金財団は一切の取りっぱぐれがなくなるので、更に多くの学生に貸出が可能となり、

文部科学省も「奨学金の返済に追われる質の悪い大学」がすぐに見分けられ、補助金を減らすのも簡単になる。

 →補助金を減らされるのであれば、まず減らされないことに重点が置かれるでしょう。つまり、奨学金がその要素になるのであればそこを対策すると思われます。例えば就職で教授推薦があったとすれば、奨学金を借りている生徒が優先されるかもしれません。返済の見込みの薄い企業に入りたくてもつぶされるケースが出るかもしれませんね。

結果補助金を減らすのは簡単にはならないのでハズレ。

 

と言うわけでクソ記事認定させていただきます。

 

---ここから余談---

だいたい、大卒を採用する必要があるのか?大学まで高い金かけて行った挙げ句がホームセンターとかスーパーのレジ打ちとか笑えない冗談にも程がある。別にこれらの職業を下に見てるわけではなく、大学出るほどの知識を持った若者を使いこなせるのか?と言う意味で。単純に大学4年間の授業料もろもろ+高卒で稼げていたであろう金額で、22歳の時点で1000万前後マイナスからのスタートにならざるを得ないのだが、そのマイナスを背負ってアルバイトレベルの職業だとあまりにも不利だと言わざるを得ない。

 

もし、必要だというのなら。奨学金を企業が持てば良いかと。

そうすれば、

学生は「自分を高く評価してくれない、育ててくれる気のない企業」就職活動する労力と、うっかりブラック企業に就職して苦しめられることもなくなるし、具体的に自分でキャリアを考えることが出来る。

企業は必死で「自社で使える人材」を育てるため本気の育成プログラムを組むようになり、結果として社員の質もダダ上がりする。

奨学金財団は一切の取りっぱぐれがなくなるので、更に多くの学生に貸出が可能となり、

厚生労働省も「人に投資しないブラック企業」がすぐに見分けるのも簡単になる。

 と上の記事の様に言えちゃうわけですね。