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それでも、地方で消耗する理由は無いよ。

とっくに賞味期限の過ぎた?ネタを引っ張り出す。

個人的な見解としては、地方はある程度切り捨てていいと思っているし、自然の流れと思っている。便利な方が誰だって良いし。若い人がろくに仕事の無い地方に居続けて、賃金の安い仕事で消耗するのも無意味。いろんな意味で大人の尻ぬぐいばかりして歳を重ねるよりは、東京で同じ世代の人間と仕事していた方が楽しいだろうと思う。やってみてダメだったら地方へ行っても遅くは無い。地方vs東京で対立するのも、煽り煽られることも無意味。

その点、イケダハヤト氏は煽るのが仕事ですので。彼の場合は東京を軸としてしっかりと収入を得ることが出来たからね。自分のような人間でも出来たんだよ?どうどう?と悦に浸りたいわけ。煽られてる方々、イケダハヤト氏のいいカモですよw

そんな煽られた方々のブログにちょっかいを出して自分も煽られてみようと思う。

 

地方民の言い分

p-shirokuma.hatenadiary.com

 

まずはこの方のブログ。地方で十分と思っている側かな。前提条件としてアタマの片隅に置いておく必要があるのは、精神科医「札束で殴って勝ち取ることが出来うる」立場の人間であること。

そして、幸い札束で殴れる人間であれば、特段地方を離れる理由も無いと考えても仕方が無いだろう。でも、地方にいて競争も少ない世界が「競争コストが低い」とメリットとしてしまうのは今の時代にはちょっとそぐわないかと。

 大学生になってようやく、私は東京の、奇跡のような文物の集積に仰天した。学問も人材もサブカルチャーも東京に集中していること、多種多様な選択肢が埋もれていることを、私は思春期の後半にやっと知った。ただし、東京の多種多様な選択肢とは、札束で殴って勝ち取る類のものだということもすぐに判ったので、「東京に移住したいと思わずに済んだ」。

 

 

そして、「東京の価値観や自意識のまま地方に来てもメリットは乏しい」と論じているが、まったく東京と地方を入れ替えても言えること(下記引用文もそう)。価値観のギャップは地方から東京へ行っても、また地方から地方へ行っても当然ある。

大事なのは「価値観を変化させること」だ。その辺の力が無ければどこへ行っても何をしても消耗して終わるだろう。特に地方民は多様な価値観に触れることが少なくなりがちなので、よりメリットが乏しくなる恐れがあるかと。だからこそ、地方の人は東京でいろいろなものに触れてみることは大事だと思うのだが。地方で緩いスピードで走ってばかりいたら浦島太郎状態になるよ。

いちばん「東京で消耗している」のは、東京になんらリソース蓄積が無いのに東京で暮らしていて、しかも価値観や自意識が東京ベースになっちゃっている人達だと思う。お金もコネも不動産もある人が東京で暮らすのは快適だろうし、東京を知らないままの地方民もそれはそれで悪くない。最悪なのは、お金もコネも不動産も持たないのに東京の重力に魂を奪われ、東京の諸競争のスピードに呑み込まれている人達だ。まさに「まだ東京で消耗しているの?」という言葉がふさわしい。

 

 

Not地方民の言い分

www.bloglifer.net

 

この方は日本にはいないようだが、意見は地方=No側として取り上げさせていただく。

地方移住が進む→インフラのコストが上がる→人口が分散し、コストが増えて日本ヤバイ!でも東京一極集中はリスキーだから地方都市に集まろう!

という意見。意見自体に文句は無いが、アフィリエイトブロガーとしてちゃんと調べたのか?というのがチラホラ見えたので突っ込んでいく。

 

地方交付税は都会住まいの人が払う税金じゃない

田舎や地方の生活コストが「純粋に」低いと言えるのは住宅費だけである。場所によっては食費も抑えられるかもしれないが、これは都会でも一緒だ。

それ以外の光熱、通信費等、快適な生活を可能にするインフラ、サービスについては本来コストはもっと高くなるか、クオリティが下がらなくてはならない。にもかかわらず、住民の負担が増えず、クオリティが下がらないのは都会に住んでいる人が払った税金が入っているからである。

 

総務省|地方財政制度|地方交付税

ちゃんと読もう。まだ日本語分かるよね?勘違いしてはいけないのが地方交付税は国のお金。

総額
 地方交付税の総額は、所得税法人税の33.1%(平成27年度から)、酒税の50%(平成27年度から)、消費税の22.3%(平成26年度から)、地方法人税の全額(平成26年度から)とされています(地方交付税法第6条)。

 となっていて、必ずしも都会住まいの人が払う税金のみではない。割合的に都会の人が高負担となってはいるだろうが、国に収めた時点で国のもので国が使い方を決める。都会の人が田舎の人にどうこう言う話ではない。

東京23区民で田舎の人達に「お前たちの生活コストが安くなっているのは俺達のおかげだぞ」と言う人はほとんどいないかと思う。にもかかわらず、勉強不足でこういった事情を知らない田舎の人間は「田舎は生活コストが安い。東京に住んでいるサラリーマンは馬鹿」と、田舎における低コスト高クオリティの実現を手伝っている東京の人間を煽っているのだ。

↑こんなこと言ってたら、学の無さを疑ってしまう。手伝っているのはあくまでも国なのだから。だいたい、このブログの筆者はプロフィールから非居住者の可能性もある訳で。もしそうだとしたら、グダグダ言う前にあなた日本に税金払ってます?という話。

税務解説集:国際税務の基礎 「IV−3.非居住者の定義」

 

地方に税金を投入するのはなんで?

ラオスの観光都市ルアンパバーン。首都から離れた山地にあり、全体的に物価は安いが、外国人観光客の求めるような質の高いインフラを求めた場合、コストが高くなる。

日本であれば憲法で保証されている事もあり、都会でも田舎でもインフラのクオリティは殆ど変わらない。水道、ガス、電気、通信も満足に可能で、道路も車で進むのに苦労しないぐらいの整備はなされている。水道水にサビが混入することは無いし、そのまま飲む事が出来る。電気の停電もほとんどないだろう。

ただ、田舎の場合、数十人しか住んでいないエリアにも水道管や電線、道路を通さなければならず、工事費用やメンテナンスのコストは都会に比べると高くなる。都会では1万人が利用している電線を田舎では100人しか利用していなかったりする。経済効率の観点で見れば、当然田舎の方が悪いだろう。田舎だと本来は1000円ぐらいするバスや電車も格安で行く事が出来るが、これらを補填しているのも、もちろん税金である。医療を含めたあらゆるサービスのクオリティが保たれているのも、税金のおかげなのである。

 そして、ラオスの例を引き合いに出して、いかに日本の田舎にコストがかかっているか力説しているが、じゃあなんでここまでして地方に税金が投入されるかというと。

憲法で保障されているから?されているかどうかはよく分からないが、なにより、ラオス一党独裁制と日本の複数政党制を一緒くたにするのは乱暴。日本の場合、与党の席を巡って票を稼ぐ必要があるから、たとえ田舎であろうとも無闇にないがしろにするわけにはいかない。官民癒着や無駄な公共事業の是非はここでは述べないが、少なくとも票の力がそうさせているのだ。「一票の格差」なんてフレーズも時々聞くよね。

一票の格差 - Wikipedia

 

ラオスの政治についてはこんなのを見つけたので参考までに。

ラオス人民革命党の体制持続メカニズム -- 国会と選挙を 通じた国民の包摂過程(山田紀彦氏)

https://ir.ide.go.jp/dspace/bitstream/2344/1288/1/ZAJ201312_004.pdf

 

人口3500人しかいない高知県本山町にも、年間18億円の税金が投入されているのだ。これだけのお金を外部からもらうことで、生活の質が維持できていると言える。

本山町の場合、年間75.5万円(月6.3万円)を住民が負担しても、生活コストが安いと言い切れるだろうか?

 税金が投入されているから仕事があるし、インフラも整っている。実際に追加で負担しろ!となったら移住するだろうね。

 

地方移住者が増えれば国の財政は悪化し、日本経済も沈んでいくのである。そうなれば日本全体として不幸になる人が増えるだろう。地方移住を若い人たちに薦める事は移住者個人だけでなく、日本全体を不幸にする可能性もあるのだ。

田舎に人を集める事で幸せになれる人もごく一部にいるが、それは土地の大地主や有力者ぐらいである。田舎の有力者はどういう人か、すぐに浮かぶ人も多いだろう。関西の田舎にいる有力者というのは大体があっち系の人かあっち系と繋がりがある人だ。

田舎を含めた地方移住推奨者達が、こういった事実を理解したうえで若者の地方移住を勧めているのだろうか?

もちろん、税金を求めない形で、コストを自身で負担したり、自給自足等を前提に地方移住するのは良い思う。しかし、今一部で見られる風潮のように、コストを負担しない、都会並のクオリティを国に求めるわがままな地方移住者が増えれば、日本全体で不幸になる人が増えるだろう。

 田舎に人を集めて幸せになれるのは、大地主と有力者のほかにもいる。税金を取る側の人間もそう。それにあっちかこっちか何のことかハッキリ言ってくれ。ヤのつく人?で、有力者がヤのつく人だとして、地方移住者に何の関係が?

他所もんが!って怒鳴り込んでくるの?そういうこと、するかなぁ・・・。

そして、わがままな地方移住者が増えれば日本全体で、って地方移住者は日本人ではないと?そういうこと?

 

 

いろいろと突っ込みすぎて長くなってしまったが。

自分が若くて物を知らない。と感じたら東京なり世界なり隣の県なり、違う環境を覗いてみることは経験上メリットの方が大きいと感じる。自分は地方にいて十分という意見だったとしても。そこに地方がどうとか東京がどうとか考える必要も背負う必要も全く無い。いろんな視点を持てば、上に紹介した連中に煽られることも無く自分らしく生きられるとは思うけどねw

 

ではでは。